海外生活・ビジネスにおける宗教的理解の重要性

ライター:K.F
東大卒、バックパッカー、日本での就業等を経て日本のITスタートアップのインド法人代表として
「機会が無い人に機会を与える」ことを目的に活動

海外生活・ビジネスにおける宗教的理解の重要性

日本人は無宗教だ。

恐らく多くの日本人の認識はこういう宗教観だろう。

それに対して常に対抗馬として挙げられるのがでもお盆は墓参りしますよね?という様な議論だが、この場で何もその様な記事を執筆するつもりはない。

海外で生活をしたり働いたりする上での宗教理解の必要性に関して記していきたい。

私が働くインドでは多くのヒンドゥー教徒やイスラム教徒、キリスト教徒がおり、職場や食事を共にする。

他海外においてもキリスト教、仏教、イスラム教をはじめ宗教に接することが多い。

無宗教と自認する日本人でもお盆は休み、墓参りに行くという人も多い。

宗教は生活のみならず仕事にも密接に関わっており、その理解は海外就職、海外生活をする人にとって非常に重要だ。

もちろん100%理解することは実際にその宗教に入り、信心を持たないと難しいだろう。

そこで、実際に海外で生活し、仕事をする上でどのくらいの宗教理解があれば問題無く活躍していけるのかを記していきたい。

まず知るべきは祭日だ。

日本で言うお盆の様に「仕事をせずに家族で集まって宗教的儀礼をする」という内実が含まれる日が多く祭日となっている。

必ずしも家族ではなく、それは職場で行われることもある。

実際にインドのオフィスでは毎年お祈りの儀礼を全員でしていたし、その日は日本人も伝統衣装に身を包み仕事をせずに参加する。

実感が無かったり意味が分からなかったりすることは多少仕方がないが、あくまで「儀礼」として積極的に参加することで、現地の従業員・パートナー・友人との心の距離が縮まり、良い関係を築きやすくなる。

その際にあまり日本ではタブーとされていて話題にならない宗教的な話をしてももちろん大丈夫なケースが多い。

次に理解しておくべきは食事だ。

有名な牛肉や豚肉、野菜、卵を食べるかどうかという話を理解することも重要だが、忘れられがちなのはお酒に関してだ。お酒を全く飲まないという人もいるが、だからと言ってこちらも全く飲まないというように一律でしてしまうと相手に気を使わせてしまっていると妙な罪悪感を抱かせることもある。よってあくまでその人の想いや関係性を意識しつつ、自然に飲むか飲まないかを聞き、こちらも無理している素振りを見せずに飲まないもしくは飲むという選択をすることを勧める。

また、注意すべきなのは酔いすぎることだ。日本では酔っぱらって叫んでいる人がちらほらいるが、宗教的な思想や伝統的にその様な姿はとてもみっともない、他人に見せるのは恥知らずだと感じる人もいる。もちろん日本でもそう思うことはあるが、その忌避の度合いが極めて高い人達もいるので気を付けた方が良い。

さらにその光景をSNSにアップするなんてのはもってのほかだ。

細かく見ると各国、宗教、コミュニティ、人によって思想は異なるので、まずは自身が活躍したいと目指す国、留学したいと思う国、住みたいと思う国、実際に仕事や生活をしている国の習わしを調べておき、最後は対個人できちんと向き合うことが重要だ。

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